野生動物救護施設で働くitokeiさんより情報提供していただきました。
オオタカの後躯麻痺です。
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後躯麻痺状態の鳥は比較的多くきます。
立ち上がれない、とまり木にもとまれない、翼を動かすだけ。
いわゆる脊椎ヘルニアとおなじ状態でやってきます。
ごくごくまれに投薬で回復するものはいますが、本当にまれ
立ち上がれないくらいの麻痺であるとほとんど見込みなしです。・・・
・・・続きはこちら→「
itokeiの日記 ~野生動物救護的生活」
(写真提供 itokeiさん)
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伊藤さんの話によると、脊髄損傷で運ばれてきた猛禽は、
この1年で思い出せるだけでも
オオタカ4件(今回含む)ハヤブサ2件、トビ2~3件、コノハズク、ハイタカ、チョウゲンボウ・・・。
猛禽類の救護原因のほとんどが衝突(骨折・脊髄損傷)だそうです。
「オオタカやハヤブサはなぜかよくこういう状態でやってくる。
そして予後も良くない。
興奮し暴れて羽は一日ですれ、糞で体中汚れる。暴れることでの傷を作る。
強制給餌しないと餌は食べれない(食べれるものもいるけど、暴れてさらに汚れる可能性の方がずっと高い)
撫でさすって落ち着くことは絶対にないし、声をかければストレスになる一方。
もはや死をもって逃げられるかのような。」
こうした猛禽の予後は良くありません。
また飼養管理も、猛禽にかかるストレスも相当なもので、とても難しいのです。
鷹匠の知識などを取り入れて、飼養管理を向上させることが、
今後の課題とのことでした。