JRF(Japan RAPTOR Foundation)の活動日誌

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長期保護ノスリの放鳥

先日ブログで紹介した、放鳥予定だったノスリ

遠藤さんがトレーニングを担当してくださっていましたが、
無事放鳥の日を迎えることができました。

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このノスリ、実は長い期間保護されていました。

「今までの経験からですが…
ノスリは普通に保護していても、ちょっとした拍子に脚を骨折してしまうことがあるんですよ。
治りは良くて、きれいに治ることが多いんですけどね。」
と、JRFの伊藤さん。

このノスリも、脚を骨折してしまい、その治療に時間がかかりました。


でも、長い期間保護されていたからといって、ノスリは野生の本能をなくしてしまったわけではありませんでした。

野外のトレーニングに移行して木の上に止まったとき、
ノスリはモグラなどの獲物を探しだしました。
自分で狩りをした経験がある証拠です。


トレーニング中に、こうしたことも確認し、
これなら、野生でも自分でエサを取っていけると判断したとき、はじめて放鳥します。

ただ傷を治し、体力を回復させても、放鳥後に獲物が取れなければ生きていけない。

野生の猛禽類が再び空を舞えるようになるには、獣医師の力だけでなく、
ファルコンリー(鷹匠)の知識や技術を用いたリハビリテーションが必要です。

しっかりとした技術を用いてリハビリを行っている人は、日本にはまだまだ少ないです。
これからどんどん、きちんとしたリハビリを行える人を増やしていくのも、JRFの目標の一つです。

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ノスリは皆に見守られながら、飛んでいきました。
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by jraptorf | 2010-04-28 23:18 | 放鳥