JRF(Japan RAPTOR Foundation)の活動日誌

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シマフクロウの交通事故

今日は寒い雨の一日でした。

ハーレー乗りの仲間に久々に会う機会があって、
北海道のツーリングの話で盛り上がりました。
それで、
9月に行われた野生動物シンポジウムで、釧路の猛禽医学研究所代表の齊藤慶輔先生が話されていた
「フクロウの交通事故」のことを思い出しました。

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(シマフクロウ 写真 釧路市動物園HPより)

シマフクロウの交通事故では、最も多いのが全身打撲、その次に頭部損傷、上腕部損傷…と続きます。
つまり、特に上半身へのダメージが著しいという結果になっているそうです。

どうしてでしょう??


シマフクロウは、車に轢かれた小動物などを餌にするために道路に降りた時、
車と接触してしまう。

でも、フクロウだって、車が近づいて気配はわかるはず。
それなのになぜ飛び立たないのか…

エサを食べていたフクロウ、その背後から車が近づいてきます
フクロウが車の方を見た途端、車のライトが目に飛び込んでくるはずです
それでホワイトアウト…

急にまぶしい光が眼に入り
一瞬何も見えなくなって
それで反応が遅れ、、、飛び立てずぶつかってしまうと考えられています


このようなデータをもとに、フクロウの交通事故を減らすための取り組みがとられています。

たとえば、視認性の高い複数の旗の設置。
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これはフクロウが道路上を飛ぶ際、車の高さよりも高い高度へ誘導し、車との衝突を避けるために役立っています。


また、道路の下にパイプ管を埋め込み、道路上に降りているフクロウに
タイヤの振動や音によって車の接近を知らせるという工夫がなされている所もあります。


このような取り組みが、齊藤先生らのデータをもとに行われているそうですが、
まずは人間が注意を払うこと
スピードを出しすぎないことがもっとも重要なのかな・・・と思います。



まっすぐ伸びていて、気持ちよいドライブができる北海道の道路。

私もバイクで走ったことがあります。

その夏は運悪く、真夏にもかかわらずひどい雨&寒さの日が多く
荒れるオホーツク海がザッパーン!と打ち寄せる、気温7度の大雨の中ただひたすら400km走ったのはいまだに忘れられないつらいツーリングワースト1です・・・

そのぶん、晴れた日の高い空と白い雲、そしてさえぎるもののないまっすぐな道は、本当に気持ち良く忘れられない最高のツーリンロードでした。

そんな北海道ではついついスピードを出してしまう人も多いと聞くけど、そんなときこそ、スピードを抑えて流れていく景色をすこしゆっくりめに。
もしかしたらフクロウや、野生動物に出会えるチャンスがあるかもしれないですし(^^

もちろん、生きているフクロウに。
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by jraptorf | 2009-12-05 22:08 | レスキュー