チビチョウゲンボウの保護から一週間後、
拾われた現場へ、巣を探しにいきました。
拾われたのは、林に面している駐車場。
発見した方の話によると、高い木の下で羽根をバタバタさせていたようです。
チョウゲンボウは、断崖もしくはそれに近い場所に巣を作ります。
JRFの伊藤さんの経験をお伺いすると・・・
良くあるのは高層マンションの屋上や外階段。橋の欄干の下など。。。
デパートの看板の上に巣を発見したこともあったとか。
林はもちろん、近所の高いビルも首が痛くなるほど見ましたが、
親や兄弟の姿は見あたりませんでした。
後日、もう一度現場を訪れましたが、残念ながら手がかりは何も得られずじまいでした…
家族はもう引越してしまったのかな??
保護からすでに2週間が経過し、チビはどんどん成長しています。
本来なら、親からたくさんのことを教わる時期。
伊藤さんと相談の上、エサが豊富な9月頃には放鳥できることを目標に
トレーニングを入れることにしました。
まずは手に乗ってくるようにトレーニングを開始。
細かくした肉をグローブに乗せ、近い距離で呼び、ジャンプで来させます。
最初はパーチのすぐ傍、グローブまで跨ぐ程度の距離で呼びます。
最初は嫌がっていたチビですが、
空腹には勝てなかったようで、だんだんジャンプもスムーズに。
今は距離を伸ばしても来るようになりました。
トレーニングするにはどうしても、コミュニケーションを取らざるを得ませんが
人に慣れてしまうと今度は野生に戻すのが難しくなるので、そこが悩みどころ…です。
JRF会員 石川(ま)
水浴びは好きなご様子。。。