我が家で飼っているチョウゲンボウを先日、ロストしてしまいました。
幸い5日後に無事、保護され戻ってきましたが
その子を捜索している最中のことです。
我が家のチョウゲンボウが居なくなった当日の夕方、管轄の警察に電話すると
「ちょうど今日、種類は良くわからないけど猛禽類らしき鳥が保護されたよ」
と、タイミング的にはうちの子に間違いないだろう!というようなお返事が。
特徴を聞くと 足輪や鈴などは付いていないというので、
我が家のチョウゲンボウではないだろう・・・と思いながらも
藁にもすがる思いで警察に行きました。
警察の、休憩室のようなところにケージに入れられていたその子は、まちがいなくチョウゲンボウでした。
が、私たちの飼っているチョウゲンボウではありませんでした。
そこにいたのは頭にまだ綿毛の残る若いチョウゲンボウ。
くりくりっと、大きな目で私たちを見あげていました。
持ってきていたウズラの肉を試しにちぎって与えてみると、
よっぽどお腹が空いていたのか、人が大勢見守る中でも、ぱくぱく食べます。
地面で羽根をバタバタさせていたところを、保護され、交番に届けられたとのこと。
見たところ、外傷は無し。
この日はかなり風が強い日でした。
風であおられて巣から落ちたのか・・・
まだ羽根が生えそろっていないくらいのヒナなので、長距離飛べるとは思えません。
拾われた場所の近くに巣が無いか探して、巣に戻すのが一番です。
警察の方は、猛禽類の飼育法も知らないし、エサも無いしで、どうしようか考えていた所だとのこと。
自分のチョウゲンボウが居なくなったことで頭がいっぱいではあったけれど、
ここで出会ったのも何かの縁。
JRFという猛禽類の保護を行う団体に所属し、
また埼玉県の鳥獣保護ボランティアをやっていることを告げ、
一時預かりという形で保護することにしました。
もう夜も遅かったので、日を改めて巣を探しに行くことにして、
今夜はおチビは我が家へ来ることになりました。
JRF会員 石川(ま)